信越五岳トレイルランニングレース2023 ~ナゾDNF②
◆ アパリゾート上越妙高(52km)まで
補給をして走り出す。しばらく走るも調子が上向く気配はない。上りが苦しい、足上がらない、いつもだけど。それにしてもひどい。
あれこれ原因を考えてみる。
・ 水分不足:思い当たるかも‥
・ エネルギー不足:ないこともない
・ 疲労抜きの失敗:問題ない気がするが確証はない
・ オーバーペース:そんなつもりはなかったが知らず知らず?
・ ナゾの病気に罹患?
どれも少しずつ関係があるのかもしれない。がっ!
「こんな序盤で、こんなにペースが落ちるか?」である。
そりゃ、無補給、疲労しまくり、カラダに無理強い、みたいな遭難しかかった探検隊状態だったらさもありなんだが、そんなこともなく‥。
いろいろ考えるが結局行きつくところは「でも、こんな序盤で!?」
モヤモヤしながら走っているうちに、平坦&下り坂でもスピードが落ちてきた。まずいな‥。
何となく、もうじきエイドかなー?と思っていたところへ、街灯の明かりが見えた。
少し多めに摂取していたボトルの水を、ここでグイっと飲み干して、エイドでの補給に備える。
コースわきのスタッフさんが、「エイドまであと7.7kmでーす」と伝えてくれた。
「えっ!?7.7km!?メチャ残っているじゃん!?オレ、水ほとんど飲んじゃったじゃん!?」
というわけで、ここからさらに苦しくなります。
この後満足に水分補給できない。脱水進む。おまけに眠気が来る。上り苦しい、平坦も下りも苦しい。
思いっきりペースダウンして、ようやくアパに到着。
◆ アパリゾート上越妙高にて
とにかく、当初の予定は無理と判断し、完走を目指すことにする。
まず、眠いから寝る。寝たら、多少復活するかもしれないし。
ということで、アパの仮眠所で1時間ほど横になる。
しかし、ここの仮眠所には空調がなく、まぁ暑い!
おまけにカラダが汗だくで不快指数がヤバめ。
取り敢えず1時間ほど横になり、復活したんだかどうだか分からないまま出発する。
◆ 国立妙高青少年自然の家(69km)まで
最初の2~3kmは比較的カラダが動き、復活を予感させる♪
しかし、ラッキー&ハッピーなど、そこらへんに転がっているわけもなく、すぐに元の状態に‥。
この頃、トイレに行きたくなる。「確か、川沿いのコースに出る手前に公衆トイレがあったなー。間に合うといいけどなー。でもこのペースだと間に合わないかも?」などと考えていたところ、思った以上に早く到着した。
この瞬間が今回のラッキー&ハッピーだった。
その後、ほぼ平坦な川沿いのコースを走る。しばらくは激スローペースながらも走っていたが、ついに辛抱たまらず歩き始める。
歩きながら、次のエイドでDNFすることを決める。もう進むことはできなさそう。現に歩き進むのもたいへん。
本当ならアパで止めてもおかしくなかった。
この後は休みながら歩き続けた。歩くと長いなー。
自然の家に到着してDNFを申告。やっちまったな。
◆ その後
1時間半ほど回収バスを待ち、ゴール地点へ運ばれる。その後5時間近く!?斑尾高原行きのバスを待ち、やっとのことで家路につくことが出来ました。
◆ 所感
DNFした時、いつもなら「もうちょっと出来たんじゃないか?」とか後悔の念とかで悶々とするのだが、今回はほとんどなし。あのまま進んだら絶対に行き倒れていたと思う。
それにこの大会に出るまで出来るだけのことはやった。やってきた内容については薄い気もするが、時間だけはこれ以上ないくらい、かけたつもり。
原因がハッキリしないのは、自らを知らない未熟さ故なので、まぁ‥次がんばろう。
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